現在、障害児教育(特別支援教育)の現場が直面している主な課題について、分かりやすい言葉でまとめました。
1. 子どもが増えて学校が「ギューギュー詰め」に(過大・過密と教室不足)
特別支援学校に通う子どもたちの数が年々増え続けており[1][2]、学校の教室やスペースが足りなくなっています。 理科室や美術室、図書室といった特別な教室を普通の教室として使ったり、グラウンドにプレハブ校舎を建てたり、1つの教室をカーテンで仕切って使ったりせざるを得ない学校もあります。体育館や給食室、トイレやバス乗り場なども混雑し、子どもたちがゆったり過ごす環境の確保が大きな課題です。
2. 校舎の老朽化とバリアフリー・設備の課題
建てられてから50年近くが経過した校舎も多く、床や壁の傷み、漏水、段差やバリアフリーの不足など、安全面や快適さでの改善が求められています。 また、建て替えに伴う仮校舎への移転 や、長年親しまれてきた寄宿舎の廃止・休止など、子どもや保護者にとって大切な生活・学びの場が減ってしまうことへの心配の声もあがっています[。
3. 先生不足と、書類仕事による多忙化
学校現場では、必要とされる先生の人数が確保しにくかったり(代替講師が見つからないなど)、急な体調不良や退職で現場の負担が増えたりしています。 さらに、子ども一人ひとりに合わせた「個別指導計画」などの作成やチェックに追われ、「教材の準備や、子どもとじっくり向き合う時間が足りない」という悩みが深まっています。
4. 地域の高校(全日制・定時制・通信制)でのサポート不足
発達障害の特性をもつ生徒や、小中学校で不登校を経験した生徒など、特別なサポートを必要とする子どもたちが地域の高校へ進学するケースが増えています[2]。 しかし、高校現場では支援を担当する先生の加配や、福祉とつなぐスクールソーシャルワーカー(SSW)などの専門職の配置がまだ十分とは言えず[8][21]、一人ひとりに寄り添った学習や生活のサポート体制をどう整えるかが問われています。
5. 「一人ひとりの豊かな発達」を真ん中に置く教育へ
テストや検定、マニュアル通りの管理を重視する風潮の中で、「子どもが安心して、自分らしく輝けること」「友だちと一緒に楽しく学んで成長すること」という教育の原点を大切にできる学校づくりが今改めて求められています。
※この内容は、府高議案書やニュースなどをもとに、本サイトの責任で記載しています。
