1. 『Pros & Cons(プロコン)~教育の今日を考え、明日を準備する情報誌』
- 誌名の由来と理念 誌名である「Pros & Cons」は、英語の「Pros and Cons(賛否・賛成意見と反対意見)」に由来しており、「賛成意見も反対意見もし合って徹底的に討論する」という願いを込めて付けられました[1]。
- 発行主体と性格 1990年代を中心に、京都府立高校教組(および京都市立高教組)の「民主教育推進委員会」や企画編集委員会によって発行されていた教育情報討論誌です。
- 目的と役割 教職員・組合員に対して、高校現場での実践事例(人権教育、教育課程編成、指導要領改訂への対応、多忙化対策、障害児教育、地域運動など)や教育に関する情報を提供し、民主的な教育を推進するための議論と研究・交流の資料として活用されることをめざしました。
2. 『Pros & Cons』各号の目次一覧
『Pros & Cons』第5号(1992年5月)
- 特集:どう変わるあしたの授業
- 今日の教育課程をめぐる現状と課題
- 社会科が消える
- 英語科のモデルチェンジの中身は
- 四単位 男女が学ぶ家庭科
- Pros & Cons のひろば
- 実践を通して展望を
- 人間への信頼を実感する活動
- 書評:『海の国』
『Pros & Cons』号外(1992年7月)
- 特集:教育課程編成についての基本問題(民主教育課程自主編成委員会=第1次討議資料)
- Ⅰ 主権者として必要な共通の学力について
- Ⅱ 教育課程編成の基本的な考え方について
- Ⅲ 学校5日制の実施にかかわる基本問題
- 解説:文部省協力者会議「審議のまとめ」
- 資料:学校5日制にかかわる通達/京都府教委通達(平成6年度以降の教育課程編成基準)
『Pros & Cons』第6号(1992年12月)
- 特集:人権教育をどのように進めたか
- 洛水高校生の人権活動の取り組み
- 生徒とともに学ぶ平和・人権学習
- 『学習』が『要求』となるとき——与謝の海養護学校との交流から——
- 『資料』高校におけるこれからの同和教育
- Pros & Cons のひろば
- 「号外」の「主催者として必要な共通の学力」は学力か
- 書評:『人間を育てる教育』『すべての子どもに学力を』『子どもと教師を励ます評価』
『Pros & Cons』第8号(1993年6月)
- 特集:多忙化と高校教育
- 勤務時間を記録して見えてきたこと
- 「権利としての健康」を陽光のように
- 青年教職員の多忙化の現実
- 働く婦人の多忙化の現実
- Pros & Cons のひろば
- 「人権学習を考える一視点」/「ここまで来た京都府教委の研究会に対する統制と排除」/「学校五日制……を読む」/「親が期待する高校教育」
- 書評:『生命の鎖』
『Pros&Cons』第9号(1994年3月)
- 特集:新しい学科の設置と新学力観
1.日本的企業社会の「働かせ方の論理」と「新学力観」
2.「新学力観」は新しいか
3.「日本一の学校づくり」の現状
4.新学科の現状と課題 - Pros&Consのひろば
1.体育の評価・学力で悩んでいること
2.態度主義の評価の「授業料」 - 書評
「人はいかに学ぶのか」
『Pros & Cons』第11号(1994年7月)
- 特集:新しい学習指導要領で学校はどう変わったか
- 座談会 高校の理科教育と実験・実習
- 物理学会の「訴え」と指導要領の改訂
- Pros & Cons のひろば
- 「子育て」に「間引き」とは
- Ⅰ類へのコース設置で府教委は何を狙っているのか
- 書評:『政治と教育のあいだ』
『Pros & Cons』第12号(1994年10月)
- 特集:地域に目を向けた教育を
1.地域に目を向けた教育を
2.地域を語る懇談会
3.生徒の生き方を揺さぶる地域教材を
4.地域とともに歩む”御室夏祭り”
5.岩田山のニホンザルを教材にして
6.土地に刻まれた歴史を学ぶ - Pros & Cons のひろば
1.どうしてこんなに忙しいの
2.養護教諭の複数配置 - 書評
「過労死社会と日本」 - サークル紹介
『Pros & Cons』第14号(1995年3月)
- 特集:京都の高校新制度の10年
- 「類型制度」10年の総括
- 新制度の進路指導は、今…
- 「京都こすもす」—その問題点をさぐる—
- 学校運営はどのように変化したか
- 教育論議のできない職場に
- ハードは整ったが…
- 類型制の導入と生徒の意識
- 生徒も変わった…
- Pros & Cons のひろば
- シンポジウム「子どもの権利条約と京都の障害児教育」から
- 受験競争を煽るもの
- 書評:『二十歳のパリ』
『Pros & Cons』第23号(1999年2月)
- 特集Ⅰ:地域の課題に応える教職員
- 地域の課題と結ぶ教育
- 大型公共事業と住民
- 城陽生き物調査と私
- 障害児学童保育の運動を通して見る共同体
- 消防団活動と地域・障害者運動
- アトピー・アレルギー児の親の会の活動
- 特集Ⅱ:私の「20年目の思い」
- 20年の節目に思うこと
- 教職20年目の思い
- 受験競争は高校教育をどうゆがめたか
- Pros & Cons のひろば
- 教職員研修をめぐる情勢と私たちの基本的な態度
- 20年目の研修をめぐる問題
- 学習指導要領の集団的検討を
- 書評:『学校がよみがえる労働安全衛生』
『Pros & Cons』第26号(1999年10月)
- 特集:学習指導要領の改訂と教育課程
- 新学習指導要領の背景と教育課程づくり
- 高校社会科はどうなるか
- 高校理科の教育課程をどうするか
- 物理教育はこう変わる
- Pros & Cons のひろば
- 教員ひとりの持ち時間/新たな坂を登る時/子どもの意志決定と大人の援助/今、「日の丸」「君が代」は、私たちにどのような問題をつきつけているか/これほど無意味な研修はない「20年期研修報告」/30人学級の実現を目指して/40歳以上早期退職奨励に思う/「寄宿」の名称変更に関する見解と方針/一刻も早く実現したい養護教諭の複数配置・全校配置
- 書評:京都府高「40年史」の読み方
『Pros & Cons』第28号(2000年4月)
- 特集1:伝えること、残すこと
- 生徒たちと仲間にかこまれて
- 中庸の変革を
- 特集2:二つの定時制は消えても
- 電灯が消されても教育の炎は燃える
- この春にかげがえのない場所を失う
- 特集3:学習指導要領の改訂と高校教育
- 新しい教育課程と商業教育の動向
- 教育課程づくりと教科「情報」
- Pros & Cons のひろば
- 障害児学校教職員「職業病裁判」闘争の報告/真の性教育は科学的な全人解放を目指すもの、部落問題学習とは違う/全教「教育研究全国集会」に参加して/「Pros & Cons」26号の感想/久しぶりに目にした「統一戦線」
- 書評:『国連子どもの権利委員会最終所見の実現を…』『子どもの「ことば」はそうはかわない関係を求めて』『子どもの社会力』
『Pros & Cons』第30号(2000年8月)
- 特集1:「今どきの高校生」
- 「変わる」生徒像と「変わらない」学校
- 今どきの高校生にみる文化のようなもの?
- からだと生活から見た“今どきの高校生”
- 茶髪禁止の校則・再登校指導を考えるシンポジウムに参加して
- あちこちですすむ生徒たちのホンテトーク
- 「論を持たないものは論を待たない」
- 今どきの17歳は—ちょっときいてみました—
- 「ガッコウ」って何するところ?
- いまどきの高校生、そして教師は、高校は……
- 資料 日高教第15回定期大会の集中討論「少年事件」より
- 特集2:「日高教第15回定期大会の討論から」
- 子どものことは子どもに、生徒のことは生徒に
- 府高の「いのちと健康を守る」とりくみ
- 青年の願いにマッチするとりくみで大きく成長
- Pros & Cons のひろば
- 思い出すことも—組合・子ども・自主活動との出会い/教職経験20年期研修課題レポート/ぼくの希望
- 書評:『則包先生の不服申立にかかわる公開口頭審理概要と裁決』 / 夜学生の詩/「夕星」最終号
